免疫の主役たち白血球・免疫は心と深く関係している

加齢と共に全ての細胞数は減少し老化がはじまります。免疫系も同様ですが、T細胞は小数先鋭でも何とか活躍します。胸腺で訓練、選別された免疫のエリート集団であるT細胞は、一度、記憶した情報を持ち続けるのです。しかし、NK細胞は確実に減ってしまいます。血液をつくり続ける骨髄の充実が大切です。
身を守る段階的防衛システム

1:物理的バリア

火傷により感染症で死亡するケースが示すように皮膚は重要な防衛ラインです。また、粘膜(粘液)、唾液、涙にはリゾチームという殺菌成分が含まれています。

2:異物を見つけて貧食する

マクロファージ、好中球、NK細胞などが異物に対抗します。1)と2)は先天的に獲得している原始的な対抗方法で、自然免疫といいます。俗に〝抵抗力がある人〟とは、この自然免疫の強い人達です。

3:ウイルスを撃退するリンパ球(T細胞、B細胞)

自然免疫を撃破して侵入する敵に対抗。後天的に獲得する防衛手段で、これが〝獲得免疫〟と呼ばれる仕組みです。例えば、一度、水疱瘡などのウイルスに感染すると次からはその病気にならない。獲得免疫は、ヒトなど高等生物にしかないシステムです。

免疫の主役たち:白血球の種類

顆粒球=95%を好中球が占める。

顆粒球の寿命は約2日。約半分が一日で入れ替わる

好中球 細菌などを貧食、殺菌。
好酸球 感染症やアレルギーで活性化。
好塩基球 炎症に関与する刺激物質を分泌する。

 

リンパ球=体内の総数は約2兆個、免疫反応の要です。

T細胞 主にウイルスに感染した細胞を攻撃。3つのT細胞が連携を取っている。
B細胞 抗体を産生し、異物を攻撃。
NK細胞 ガン細胞やウイルス感染細胞を攻撃。
NKT細胞 第四のリンパ球、90年代半ばに見つかったもの。

NK細胞とT細胞の両方の働きなどが知られています。

 

単球=骨髄から血液中に出て24時間後に脾臓、リンパ節、肝臓、肺などに定着。成熟してマクロファージになる

マクロファージ- 組織の老廃物の処理、異物の貧食。

血液を造りだすマロー(骨髄)

ひとつの造血幹細胞がさまざまな血液細胞に分化します

役 割  数/mm3(血液)
赤血球 酸素運搬 500万
白血球 免疫 1万~5000
血小板 止血 50万~15万

※血液も他の細胞と同様に、日々、入れ替わっています。

 

免疫は心と深く関係している

自律神経のバランスが悪いと免疫力も落ちてしまう

副交感神経  交感神経
リラックスしている時に優位に働く。 リンパ球を支配しウイルスや細菌、感染細胞を排除。  ストレス、緊張状態で優位に働く。顆粒球を支配し、細菌、死んだ細胞を処理するが、活性酸素が大量発生して周りの細胞、組織を傷つける結果となる。

ストレスが免疫を低下させる

脳からの信号が免疫とも密接に関係しています。
ストレス時は脳がホルモン(ステロイド)分泌を促してリンパ球を壊してしまうのです。

胸腺を萎縮させ、リンパ球(T細胞)の成熟を妨げる。
大量分泌により、末梢血中のリンパ球を破壊。
免疫反応を全体的に抑制する。

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